【ドイツ語】文学精読シュニッツラーの短編小説
講座概要
講座コード | 250R044002 |
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開講期 | 春学期 |
レベル | 上級 |
定員 | 20 |
曜日 | 水曜日 |
開講期間 | 2025/04/16(水)~2025/07/09(水) |
時間 | 19:30~21:00 |
受付期間 | 2025/02/14(金)~2025/03/17(月) |
受講料 | 30,000円 (塾生・教職員:25,000円) |
受講形式 | リアルタイム配信 |
キャンパス | オンライン講座 |
担当者 | 宮下 みなみ |
講座の内容
A.シュニッツラーは、世紀転換期ウィーンのワルツのような狂おしい感情の渦を主題とした短編小説の名手です。医師でもあった彼の小説には、同時に、鋭敏な心理分析や、教訓とは一線を画した正義についての深い洞察も織り込まれています。本講座では『レデゴンダの日記(Das Tagebuch der Redegonda)』(1909)と『異邦の女(Die Fremde)』(1903)を精読し、ウィーン文学の魅力を堪能しながらドイツ語読解能力の向上を目指します。
講座の進め方・到達目標
自然に言語を習得する年少者の場合とは異なり、大人が自発的な努力と論理的理解をつうじて効果的に外国語を習得してゆく際の技法を実践的に習得していただくことが、本講座の主たる目的となります。まずは毎週の予習として、講座の計画にしたがって、次の授業で扱う予定の箇所の和訳を考えていただき、授業内ではおよそ1~2文ごとに交代で音読・和訳の発表をおこなっていただきます。その際、語学学習がただの丸暗記に終わらないように、辞書の引き方、辞書の項目内の注目すべき箇所などについても指導させていただき、論理的に理解して覚えるという習慣を身につけていただきます。本講座では、このように個々の単語の意味や文法構造を丁寧に読み取ってゆき、さらには作品の内容的な解釈についても積極的に意見を交換させていただくことで、文学作品を味わう楽しみとともにドイツ語読解能力の向上を目指してまいります。また、外国語の深い理解のためには母国語についての反省も欠かせませんので、訳語ひとつひとつの日本語表現をなおざりにすることなく、言語全般についての感受性を高めていただくことにもなります。さらに、外国語の理解はその言語が使われている地域の文化を理解することと表裏一体であるという前提に立ち、作品の歴史的・文化的背景について、必要に応じてパワーポイント資料を用いた解説も実施してまいります。
対象レベル
詳細は「レベル目安」ページを参照ください。
重視している項目(☑印)
□会話 □作文 ☑読解 □聴解 ☑文法 □発音 □プレゼンテーション
授業言語
当該言語と日本語
講座スケジュール
回 | 実施日 | 内容 | 講師 |
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第1回 | 2025/04/16(水) | イントロダクション:作品・作者の紹介と、授業の進め方についての具体的な説明 | 宮下 みなみ |
第2回 | 2025/04/30(水) | 『レデゴンダの日記(Das Tagebuch der Redegonda)』精読(1) | 宮下 みなみ |
第3回 | 2025/05/07(水) | 『レデゴンダの日記(Das Tagebuch der Redegonda)』精読(2) | 宮下 みなみ |
第4回 | 2025/05/14(水) | 『レデゴンダの日記(Das Tagebuch der Redegonda)』精読(3) | 宮下 みなみ |
第5回 | 2025/05/21(水) | 『レデゴンダの日記(Das Tagebuch der Redegonda)』精読(4) | 宮下 みなみ |
第6回 | 2025/05/28(水) | 『レデゴンダの日記(Das Tagebuch der Redegonda)』精読(5) | 宮下 みなみ |
第7回 | 2025/06/04(水) | 『異邦の女(Die Fremde)』精読(1) | 宮下 みなみ |
第8回 | 2025/06/11(水) | 『異邦の女(Die Fremde)』精読(2) | 宮下 みなみ |
第9回 | 2025/06/18(水) | 『異邦の女(Die Fremde)』精読(3) | 宮下 みなみ |
第10回 | 2025/06/25(水) | 『異邦の女(Die Fremde)』精読(4) | 宮下 みなみ |
第11回 | 2025/07/02(水) | 『異邦の女(Die Fremde)』精読(5) | 宮下 みなみ |
第12回 | 2025/07/09(水) | 『異邦の女(Die Fremde)』精読(6) | 宮下 みなみ |
使用テキスト(著者名/書名/出版社名)
プリントのみ配付
備考
教材は初回授業でコピーを配付いたします。初回授業では、作者・作品についての伝記的・歴史文化的背景の紹介や、授業の進め方についての具体的な説明をおこないます。
注意
やむをえない理由により、予告なしに担当講師が代講または変更となることがあります。
講座内容の進め方等については受講生のレベルや習熟度などに合わせ予告なく変更することがあります。
テキストは稀に変更になることもあるため、講座の開講確定後にご案内するテキスト販売一覧をご確認ください。
担当者紹介
- 宮下 みなみ
- ミヤシタ ミナミ
- 【講師からのコメント】
19世紀から20世紀にかけての世紀転換期、多民族を擁する巨大国家オーストリア・ハンガリー帝国の首都ウィーンでは、帝国の斜陽の輝きのなかで、まれに見る豊かな文化が創出されました。優美と誇りを至上とする伝統の重みと、激しい歴史的変革のリズムのはざまにあって、当時のウィーン文学界では、格調高い抒情的な文体の高みが目指される一方、ほの暗い人間心理の謎へと切り込んでゆく鋭さも求められるようになっていました。シュニッツラーは、そのような当時のウィーン文学の代表者のひとりです。本講座を通じて、世紀転換期ウィーンが生んだ奥深いドイツ語の境地を味わってゆきましょう。